みんなでつくる素敵な世界

すべての人が自分の得意なことで人助けして互いにそれがかみ合った世界ができたら素敵と思ってます。

意識高い人々のキャリアアップって海外企業に旅立っちゃうのがすごいね(汗

 

先日、こんなブログ記事を見かけて読みいってしまいました。

d.hatena.ne.jp

 

すげー、こういうご縁ってあるんだなぁと感心。この方は身につけたいスキルに『英語』が入っているとおっしゃられているのですが、ブログに書かれているその仕事ぶりからすると全くできないわけではなくて仕事を進めるのに必要な英語力はもっていて、もっとネイティブレベルの英語を身に着けたいということなのかなって思ってます。

 

僕は今、外資系ITソフトウェア企業でテクサポ(テクニカルサポート)の仕事をしているのですが、そもそも英語を読めない書けないしゃべれないの三拍子だったのに、面接官が成長に期待してくれて入社でき、そこから必死に英語使うようにして一応仕事をこなす程度の英語力は身につけることができました。

 

所属するチームがグローバルチームなので、日本でクローズしているチームではなくて、ワールドワイドの各国にいるエンジニアたちが同じチームにいます。技術的な相談をするもされるも英語なのです。また、社内で自分が行ったことを記録するのも(記録しなくてはいけない)英語ですし、社外向けに書く技術情報もすべて英語なので、英語ができなければ全く仕事ができないのと同じでした。

 

今では、漢字の変換がない分、英語でチャットをしたりメールを書く方がずっと早くなりました。

 

そもそもは『英語ができるサラリーマンって格好いいなぁ・・』というしょうもないあこがれから始まったのですけど、不純な動機って一番パワーがあるのですよね。2年位はラジオ英会話とか毎日継続していました。英語で不自由しなくなって気がついたのは『英語できるサラリーマンって全然格好いいとかなくて何も変わらない』ってこと。(^_^;)

 

# これめちゃくちゃやりました。シャドーイング

 

で、冒頭のブログの方は高い技術力を持っていらっしゃって自信も感じ取れるところが素晴らしい。僕も英語ができるようになったら本社に転勤(外資系の場合は転勤はありえなくて、日本支社を退職して本社で現地採用という形が多いです)して海外生活を経験したいと思って希望も出していたのですが、出産とかマンションの購入とか諸々あってタイミングがあわず、またOpportunityもいいものがなかったので15年経った今も変わらず日本のオフィスで働いていて、もう海外生活どうでもいいって状態になってます。このブログの方とえらい違い。また、インフラが整っているのでわざわざ海外にいって働かなくても日本オフィスで海外のエンジニアと働くのは大した不都合がありません。もちろん自宅で仕事をしても不都合がない程度にインフラが整ってます。

 

僕の仕事はお客さんからコールがきて、問題なり相談なりを受けてそれについて対応しています。技術的に僕もわからない場合は、開発元のエンジニアに相談をしてお客様が欲しい情報を提供することや発生した問題を解決するというのがメインのお仕事。役職的にこれだけやっているのでは足りないので他にもいろいろやっています。

チームによってはお客様のコールをとって対応するフロントサポート、フロントサポートの知識を補完するためにいるバックサポート、バックサポートでもわからなかったりコードの修正をするDevelopmentといった体制を組んでいるチームもあります。

 

今日、上司と話していて、海の向こうにいる我が部署のトップが、日本のメンバー(僕の役職)もバックサポートにもっと就くようにしてワールドワイドの各サポートセンターに貢献することを打診してきている旨聞かされて、ちょっとプレッシャーを感じて帰ってきました。バックサポートということは、日本のお客様だけではなく、アジアパシフィックの各国(中国とかオーストラリアとかフィリピンとか名前聞いたことのあるところはどこでも)のサポートスタッフのコールすべてをケアしていかないといけないということなのです。その仕事は海外のエンジニアと電話しっぱなしになるんですよね。。。(電話はちょっと苦手な僕。特に複数人で電話会議なんて途中で置いていかれる)

 

そうそう、冒頭のブログを読んでいていいなぁと思ったのは汎用的なスキルを身につけているところです。僕は自社製品のテクサポなので、自社製品のことに特化してスキルが身につくので(他の一般的なITスキルもある程度はついていきますけど)、潰しがきかなくなっちゃうのです。デファクトスタンダードな製品のテクサポだったら潰しがもう少し効くと思うのですけどね。

不幸中の幸いなのは日本人でグローバルチームという体制で働く人口が少ないのでそのキャリアだけはニッチなところで需要があるので、リクルーターから声はかかるのですが。。。

 

プログラマーとして4年くらいやってましたが昔過ぎて今は使えない技術なので微妙。これからのことを考えると他の仕事ができるようになっておくことも大事だなぁと思うばかりです。10年後になくなる仕事っていうのも推測されていて、テクサポも含まれるなぁと。。

gendai.ismedia.jp

 

10年もすれば電話での会話が自動通訳されてできる技術も普通にある気がするのですよ。人件費の高い日本人エンジニアを日本で雇うより、安いインド人をインドで雇って、お客様からのコールはすべてインドのセンターにつながるようにして、自動翻訳を介した通話なら、日本語しか話せない日本人のお客様と、日本語が喋れないインド人エンジニアがコミュニケーションがとれてしまう、だから日本人エンジニアはいらないってなる気がするのですよね。

 

学んで成長する、好奇心、そういうのが年を経る毎に薄まっている気がするからしっかりしなきゃなぁと。冒頭のブログを読んで刺激を受けました。この方には是非是非頑張って頂いて素敵なご縁と更に出会って素晴らしい人生になっていって欲しいなと思いました。